2019年末に発生し、2020年には世界中に広がったCOVID-19(新型コロナウイルス)。今もなお感染者は増え続け、多くの命が犠牲になっています。
韓国IAYSPから人道的マスク支援3万枚
日本では4月7日に緊急事態宣言が発表され、解除されたのは5月25日でした。多くの地域でマスクが不足し、値段は高騰、高額転売がニュースになることもありました。
4月末、韓国ではコロナの感染拡大を抑え込むことに成功し、マスク不足が落ち着きました。
このような状況で、韓国IAYSPの青年・学生の皆さんが「日本の人道支援に使ってください」と3万枚のマスクを支援してくださいました。日本に届けられたマスクはYSPが普段から交流している医療機関や介護施設、社会福祉協議会などへの支援と、重症化しやすい高齢者支援に使われました。
▼下掲は熊本県玉名市にある交流施設『たすけあいの杜』にマスクを届けた時に施設の方と撮影した写真。
介護士さんの不安
マスクを受け取った介護施設『ケアネット長野サービスセンター中御所』の職員さんは、「ようやくマスクも出回るようになってきましたが、それでも以前に比べれば値段も高くなっている状態なので、こんなにまとまった数を頂けるのは非常に助かります。いつも気にかけて頂けて本当に有難いです」と笑顔でコメントされました。
また、前出の交流施設『たすけあいの杜』の介護士さんはマスクを受け取られた際、「濃厚接触せざるを得ない介護の状況であり、お年寄りが守られるよう祈るしかない」と不安な思いを吐露されていました。
医療・介護従事者への感謝
韓国IAYSPの皆さん、この度は温かいご支援をありがとうございました。
6月には落ち着いたコロナの新規感染者ですが、7月に入り再び増えています。先ほどの介護士さんに限らず、多くの方が不安を抱えている状況です。
そのような中でも医療や介護のお仕事に従事される皆さんには、感謝の言葉しかございません。
人道的支援から3万枚ものマスク送ってくれた韓国IAYSPと、日々医療の最前線で患者さんの治療に尽力されている医療従事者の皆様、心から感謝いたします。