活動レポート

岩国市ゴミ処理施設見学

 ゴミ焼却施設「サンライズクリーンセンター」、埋め立て処分場「日の出最終処分場」、し尿処理施設「みすみクリーンセンター」、資源化処理施設「リサイクルプラザ」の4つの施設を見学しました。
 私たちの住んでいる町はゴミの分別が細分化されています。今までなぜ細かく分別する必要があるのか分かりませんでしたが、施設の方の説明を聞いてその事情を理解する事が出来ました。私たちの住む町の焼却炉は私たちがプラスチックをちゃんと分別することで寿命が延びるそうです。
 プラスチックを他の燃えるゴミと一緒に焼却すると焼却炉の煉瓦に悪影響を及し、修繕費に1,000万円以上かかるそうです。それもすべて国民の税金で賄われていると考えると、私たちがゴミの分別に協力する理由は大いにあると思います。
 またゴミに水分を含んでいると焼却の際、不完全燃焼となるため都市ガスを利用しなければならなくなり、それだけ焼却に費用がかかるそうです。ゴミは乾かしてから捨てようと思いました。資源化処理施設で悪臭の中、手作業で分別される作業員の方を見ました。
 資源回収ゴミの中には生ゴミや刃物など危険なものもありました。最近はリチウムイオン電池による工場内発火が多発しているそうです。そのたびに安全確認と再稼働まで40分以上は工場内が全ストップするそうです。もしかするとそれが原因で火災が発生し大惨事になるかもしれません。
 不衛生で危険な環境を生み出しているのはすべて消費者である私たちです。なぜ分別するのか、理由や施設側の事情を目の当たりにして、はじめて知ることがたくさんありました。この事実を家族や知人・友人に広く伝えたいと思いました。そしてより多くの人たちに理解と協力を促す活動にこれからも取り組んで行きたいと思います。

後援:岩国市環境事業課

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